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ドラッグ映画?💉

雑居ビル管理人 发布

 

Trainspotting

1996年公開のスコットランドが舞台の映画

 

1989年にベルリンの壁が崩壊、翌年イラクのクウェート侵攻、さらに翌年にはEU設立が決定するなど、大きな出来事が世界中で起きていた80年代後半〜90年代前半。
少しずつ世界が変化していくのを感じ取り、皆が明るい未来への希望を胸に潜めているような、激動の時代を生きた若者たちの不安定な感情がこれでもかと表現された作品だと思います。

イングランドとスコットランドの格差は激しく、不況に喘ぐメインキャラクターたちはわざと就職面接に落ち、失業保険でドラッグ三昧の生活を送っています。
ただ、この作品を単なる"ドラッグ映画"という括りにしてしまうのは違うんじゃないかなぁと個人的には感じます。

本心ではロンドンのみんなと同じように"普通の生活"を"普通の友達"と送りたい、だけどそんなこと自分たちに出来る訳がないだろうと突っぱね、薬物漬けの犯罪ばかり、似たような仲間と縁を切れずズルズルと怠惰な生活を送り、でもやっぱり抜け出したい。そんな若者の誰しもが一度は感じる焦燥感や漠然とした不安を上手く引き出した作品だと思います。

今の日本もしばらく不況で、多くの若者たちが生活苦で予測できない将来に不安を感じていると思います。
25年前の1990年代、遠い外国の地が舞台とはいえ、奥底に潜むどうしようも無い救いようのない気持ちは通じる部分があるのでは無いでしょうか。

落ちるとこまで落ちてやるよというパンクスと何をしても抜け出せない闇の薄暗さが全体に漂いつつも、なんだか憎めないキャラクターや少しだけ見出せそうな明るい未来などの前向きな感情も感じられる作品です。
日本語ポスターに記載された"未来を選べ"にあるように、どん底から抜け出してやるわ系胸アツ不安定青春映画です。(この括りも違うか?)

また当時、主人公レントン(ユアン・マクレガー)のピチピチファッションを筆頭に、多くの若者が服装を真似たようです。
全体的にレントンとスパッドに、添付画像の比重が傾き過ぎているけれど(笑)


使用された音楽も大流行、そしてオレンジ色のポスター、奇抜なカメラワークも話題を呼んだようです。いい時代だなぁ
今見てもめちゃくちゃイケてる映画です。親と見るには気まずいけどね。

ていうか親世代が見ると、理解ができないと思う、まさに"何このドラッグ映画?"って感じじゃないかな。

 

そんなトレインスポッティング、今の時代に自分が撮影したとしたら一体どんな作品になるだろうなんて友人に話していたら、requiem for a dreamという作品も薬物中毒者がテーマでフレームワークも面白いよと勧められました。

※ちなみに薬物の作品がどうこうという訳ではなく、もがき苦しむ底辺の若者(私含む)がそれらの感情を紛らわす為に沼のようにハマってしまうもの、取り巻く人や環境、そこから発生する新たな感情だったりが、今の時代だと何にあたるんだろう?って話だったんだけども、今時もやっぱり薬物なの?うーむ
欧米はもしかしたら未だにそうかもしれない、ただ日本に焦点をあてて統計を見ると、相当薬物とは縁遠い国なはずで、アルコール依存度も低い。
でもパチンコやゲーム、スマホやパソコンなんかへの依存が高いみたいで、そうするとギャンブルやネットワークに最も囚われているのかもしれないね。知らんけど。

requiem for a dream

 

☝🏻先程記述したこの作品はこれから見ようと思うので今回は特に触れませんが、人生で一度は映画撮ってみたくないですか。興味ない?
日本であれば10億円くらいの予算で、それなりに大規模なの撮れる?(笑)
ンマッ、100万円で自主制作が私には現実的だよネッ!そんな金額で撮れるのか?

でも、美術・機材・衣装・脚本なんかの経費、面白いスタッフを雇う人件費に、ちゃんとしたお金と時間を注いだワクワクドキドキ心鷲掴み作品を制作してみたいな〜。

イケメンパヤパヤ映画と違ってそういうニッチな世界観映画は売れない怖さもあるだろうけど、心ゆくまで本気でやれば皆見てくれると思うけどな。叩かれる?
韓国が音楽と映画で実績出してるみたい?だから、日本も政府がエンタメにお金出してあげてほしいね。
でも出来る限りの実績はまず自力で出さないと、そりゃァ誰も出してくれるワケないね、間違いない!がんばる!